今回ご紹介するのは蓄電池についてです。
太陽光発電と蓄電池を合わせて使用したいという方は、前回の投稿記事「太陽光発電の基礎知識」をご参考ください!
蓄電池というと、電気の消費が必要ないときは溜めておき、電気を使用したいときに使用するということができます。
蓄電池のそんな特徴は、災害時や普段の生活の中でも力を発揮してくれます。
しかし、値段が高く、中々手を伸ばしづらいのが現状なのではないでしょうか。
そんな方にも、記事の中で補助金の情報を載せているので、ぜひ見てみてくださいね。
目次
蓄電池とは?
この記事でご紹介するのは、家庭用蓄電池になります。
家庭用蓄電池は産業用蓄電池と違い、1m以内のコンパクトサイズになります。
また、太陽光発電との連携を前提として開発された蓄電池も増えてきています。
家庭用蓄電池の種類については下記にご紹介しています。
家庭用蓄電池の種類
カテゴリー | 種類 |
---|---|
設置タイプ |
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接続タイプ |
|
設置タイプは4種類あり、接続タイプは2種類あります。
では、種類別にそれぞれご紹介していきます!
単機能型蓄電池
単機能型蓄電池は蓄電機能だけを備えた、太陽光発電設備がない住宅におすすめの蓄電池です。
蓄電機能は電気を貯めることができるので、ご家庭によって電気の使用が多い時間帯に蓄電池に貯めた電気を使用することによって、電気代を節約することができます。
また、単機能型蓄電池を導入したい方は、時間によって電気代が変わる電力会社のプランに加入するのがおすすめです。
・後付け可能
・太陽光発電を検討していないけど、電気代を節約したい
・価格が比較的に安い
ハイブリッド型蓄電池
ハイブリッド型蓄電池は太陽光発電との連携を前提として開発されており、エネルギー変換効率も良いため、単機能型蓄電池よりも電気代を節約できます。
既に、太陽光発電を導入しているご家庭でハイブリッド型を導入する場合太陽光発電のパワコンを取り替えるということになります。
また、これから太陽光発電を導入しているご家庭であれば、ハイブリッド型蓄電池も一緒に導入してみてはどうでしょうか?
・太陽光発電のパワコンの取替時期(設置から10~15年後)
・太陽光発電がある、これから導入する
トライブリッド型蓄電池
トライブリッド型蓄電池はEV車(電気自動車)の充電が可能な蓄電池になります。
太陽光発電で得た電気を蓄電池に貯め、貯めた電気をEV車の充電にもあてがうことができます。
EV車は国の政策で普及させていく目標になっているので、定期的に情報を集めていくことが重要になっていきますね。
過去の投稿にEV車用の充電設備について取り上げていますので、ぜひご参考ください!
※上記2つの蓄電池はEV車の充電はできませんので、ご注意ください。
・EV車を充電できる!
スタンドアロン型蓄電池
スタンドアロン型は、簡単な工事で設置できるタイプもあれば工事不要で手元に届いた日から、すぐに利用できるポータブル蓄電池などがあります。
スタンドアロン型は太陽光発電と併用や、電気代節約を行うことを目的としていないので充電できる容量が少ないものが多いです。
単機能型蓄電池よりも更にシンプルなもので、マンションなどにも取り付け可能です。
もちろん、他の蓄電池と比べ貯めこめる容量は少なくなってきますので注意が必要です。
・マンションなどにも取り付けできる
・工事不要のものもある
・モバイル充電器のような蓄電池を求めている方向け
特定負荷型蓄電池
特定負荷型は、停電した場合に特定したエリアだけは電気を流すことができる、といったものです。
他の蓄電池と違い、エリアを指定しておくことができ、必要なエリアに電気の充電残量がなくなるのを抑えることができます。
そのため、緊急時に役立つ蓄電池です。
・災害が多い地域で活躍できる
・停電の影響を受けたくない方向け
全負荷型蓄電池
全負荷型は、こちらも同じく停電時に使用するケースを想定して開発された蓄電池になります。
全てのエリアに電気の充電残量が許す限り流すことができるものです。
全負荷型では200Vに対応した蓄電池も多く、停電時でもIHやエアコンも使用できます。
・オール電化の住宅
・全部屋に空調設備がある
蓄電池にも定期的なメンテナンスが必要!
家庭用蓄電池のほとんどはリチウムイオン電池を使用しているため、高温に弱く、通気口の周囲にホコリや雑草、物を置かないようにしましょう。
また、製品によっては1年に1度掃除を推奨しているものもあり、蓄電池の計測・制御モニタ等を通して清掃を行うように通知をしてくることがあります。
ただし、故障していないかどうか、エラーが発生していないかどうかのチェックは必要ですので、1月に1回程度は異常ランプ等の点検をするとよいでしょう。
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